【カナガンドッグフードの給餌量は?】愛犬の状態に合わせた簡単な計算方法を解説!

イギリス生まれのプレミアムなドッグフード「カナガン」。

ワンちゃんが消化しにくいとされる穀物を避けたグレインフリーのドッグフードです。

チキンを主原料としたカナガンは”ワンちゃんの食いつきがいい!”と評判のフードですが、どのくらいの量をあげればいいのか迷う飼い主さんも多いようです。

この記事では給餌量の計算方法をはじめ、どのくらいの量をあげるのが適切なのかなど、カナガンの給餌量や与え方、注意点などについて詳しく紹介します。

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カナガンドッグフードチキンの内容量は2,000g!

カナガンドッグフードチキンの内容量は2,000g!

そもそも、カナガンドッグフードチキンは1パッケージでどのくらいの量が入っているのでしょう。

カナガンドッグフードチキンの内容量は2000グラムです。

モニター版として100グラムのお試しキャンペーンを行なっていることもありますが、製品としての販売は内容量2000グラムのもののみとなります。

【簡単!】カナガンの給餌量の計算方法2種類

【簡単!】カナガンの給餌量の計算方法2種類

1袋2000グラムのカナガンドッグフードチキン。一度にどの程度の量を与えれば良いのでしょう。

給餌量を判断するための2通りの方法を紹介します。

カナガンの公式サイトかパッケージを確認!

カナガンの給餌量は、カナガンのパッケージもしくは公式サイトで確認ができます。一般に、ワンちゃんの給餌量は年齢や体重を元に調整しますが、カナガンも例外ではありません。

公式サイトには成犬時の体重を元にした給餌量の目安と、子犬の場合の月齢を元にした給餌量の目安が掲載されています。また、同様の情報はパッケージでも確認ができます。

カナガン公式が推奨する給餌量

同じ犬種・同じ年齢のワンちゃんでも、活発な子やおとなしい子などそれぞれ個体差があるものです。さらに活動量や代謝によっても給餌量は変わってきます。

そのため、カナガン公式サイトでは、まずは給餌量の下限から始め、徐々に調整することを推奨しています。

また、太り気味・痩せ気味など、ワンちゃんの体格によってもそれぞれ10%減量・10%増量するなど調整するのが望ましいとされています。

愛犬の体重や年齢から計算する!

給餌料を判断する方法には、フードのカロリーとワンちゃんの体格・条件を元に計算式から割り出すという方法もあります。カナガンドッグフードに限らず使用される一般的な方法です。

このやり方では、ワンちゃんの状況にあった詳細な給餌量が判断でき、去勢・避妊済みかどうか、あるいは妊娠中かどうかなどといった条件に応じた算出も可能です。よりワンちゃんにあった給餌量が判断できる方法ともいうことができます。

カナガンの給餌量の計算式!

カナガンの給餌量の計算式!

ワンちゃんの一日あたりの給餌量はワンちゃんが一日にどれくらいのエネルギー量を必要とするかで決まります。

このワンちゃんが一日に必要なエネルギー量を「DER(Daily Energy Requirement)」と言います。そしてこの「DER」はわんちゃんの体重を元にした「RER(Resting Energy Requirement)」という値を使って算出します。

それらを使った一日の給餌量の算出式は

DER(RER×個体ごとの係数)÷ペットフードのカロリー

となります。詳しく見ていきましょう。

RERを計算する

「RER(Resting Energy Requirement)」とは「体重ごとに必要なエネルギー量」を表します。もう少し分かりやすく言うと、RERは安静時の必要カロリーを意味します。

まずは安静時のワンちゃんのエネルギー量「RER」を求めましょう。RERは、ワンちゃんの体重がわかれば簡単に求めることができます。

  • RER(kcal)=体重(kg)の0.75乗×70 ※70は定数

なお、ワンちゃんの体重別RERは次の通りです。

体重(kg) RER 体重(kg) RER 体重(kg) RER
3 160 8 333 13 479
4 198 9 364 14 507
5 234 10 394 15 534
6 268 11 423 16 560
7 301 12 451 17 586

犬の状態に合わせた係数をRERにかけてDERを計算

次に、このRERに、個体に応じた係数をかけて「DER(Daily Energy Requirement)=一日当たりの必要エネルギー量」を算出します。

先述のように、RERは安静時に必要なカロリーです。そのため、ワンちゃんの成長段階や状態などといった個体によって実際の必要カロリーは変わってきます。この個体に応じたエネルギー量がDERというわけです。

  • DER(kcal)=RER(kcal)×個体ごとの係数

ここでいう“個体ごとの係数”は次のように定められています。

状態・条件 係数
離乳期~3ヶ月 3
4ヶ月~9ヶ月 2.5
10ヶ月~1歳 2
成犬:避妊、去勢していない 1.8
成犬:避妊、去勢済 1.6
成犬:妊娠1~4週目 2
成犬:妊娠5~6週目 2.5
成犬:妊娠7~8週目 3
成犬:授乳期 4~8
成犬:肥満 1.4
シニア犬:避妊、去勢していない 1.8
シニア犬:避妊、去勢済 1.6

たとえば、成犬で避妊済みのワンちゃんの場合は係数1.6を使用することになります。

DERをカナガンのカロリーで割り、1日当たりの給餌量を計算

DERの値がわかったら、あともう一息です。DER(kcal)をカナガン1gあたりのカロリーで割ると、ワンちゃんに適した給餌量を算出できます。

カナガンは100gあたりのカロリーが376kcalなので、1gあたりのカロリーは3.76kcalです。

つまり「DER÷3.76=カナガンの一日あたりの給餌量」ということになります。

この計算方法は1gあたりのカロリーを入れ替えるとどのペットフードでも使える計算方法なので、一度ワンちゃんのDERを出しておくといいですよ。

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【実例】カナガンの給餌量を計算してみよう!

【実例】カナガンの給餌量を計算してみよう!

RER(安静時の必要エネルギー量)の算出式として「RER(kcal)=体重(kg)の0.75乗×70」という計算式を紹介しましたが、正直なところ難しいですよね。

これを電卓で簡単に出す際には「体重(kg)×体重(kg)×体重(kg)」の後に√(ルート記号)を2回、さらに×70して出すことができます。

たとえば体重3kgのワンちゃんの場合、

  • 3×3×3 √ √×70

と電卓をたたいて出た数値「約159kcal/日(159.565…kcal)」がこのワンちゃんのRERということになります。

避妊手術済みの4㎏の成犬にカナガンを与える場合の給餌量

先ほど記載したように、ワンちゃんの給餌量は個体の条件によって定めた係数をかけて計算します。

たとえば、避妊手術済みのワンちゃんの場合係数1.6をかけるので、4㎏のワンちゃんの給餌量は次のようになります。(便宜上、小数点以下を四捨五入しています)

  • RER=4×4×4×√ √×70=197.9(約198kcal/日)
  • DER=198×1.6=316.8(約317)
  • 1日あたりの給餌量=317÷3.76kcal/g=84g

去勢手術をしていない生後6か月2㎏の子犬にカナガンを与える場合の給餌量

一方、去勢手術をしていない生後6ヶ月のワンちゃん(体重2㎏)の例で計算してみましょう。この場合、係数が2.5なので、計算は次のようになります。

  • RER=2×2×2×√ √×70=117.7(約118kcal/日)
  • DER=118×2.5=295
  • 1日当たりの給餌量=295÷3.76kcal/g=78g

ライフステージごとのカナガンの給餌量の注意点

ライフステージごとのカナガンの給餌量の注意点

給餌量の計算ではワンちゃんの条件によって異なる係数を使用しますが、それだけでは十分ではありません。実際には、飼い主さんの目も非常に重要です。

ここでは計算式だけでは補えない、給餌量の注意点を紹介します。

子犬は体重の変化が大きいので、こまめに測定して給餌量を調整しよう!

子犬の時期は目に見えて成長が伺えるように、ワンちゃんの体重も日に日に変わるもの。そのため、子犬の場合は特にマメな体重測定・体重把握がポイントになります。

ただし、成長スピードが速いとはいえ、一度にたくさんの量をあげるのは好ましくありません。成犬では1日2回の給餌が一般的ですが、生後半年までは一日の給餌適正量を3~4回に分けてあげるのがベターです。

子犬は低血糖になりやすい

低血糖とは血糖値(血液中の糖の濃度)が下がる状態で、十分に体に栄養が行き渡らない状態を意味します。生後半年くらいまでのワンちゃんは特に消化器官が未熟なため、空腹時に低血糖になりやすいと言われています。

これもまた、子犬は1日3~4回に分けて給餌したほうが良いとされる理由のひとつです。

カナガンを子犬に与える場合の注意点などはこちらの記事で詳しくまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください!

>>「【カナガンを子犬にあげても大丈夫?】適切な量や与え方を徹底解説!」

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成犬は1日2回の食事でも低血糖にならない!

一方、成犬になったら1日2回の食事でも低血糖の心配もなく、細かく分けてあげる必要はなくなります。一度にたくさん食べられるようになるので、1日の給餌量の目安を2回に分けてあげるのが通例です。

妊娠・授乳期は様子を見ながら給餌量を判断しよう!

妊娠・授乳期は様子を見ながら給餌量を判断しよう!

人間がそうであるように、妊娠中のワンちゃんの体も非常にデリケート。妊娠中は多くの量を食べることが困難になったり、食欲が落ちたりする例も珍しくありません。

そのような場合には、成犬でも1日に3~4回にわけてあげることもあります。

一方、産後の授乳期になると、生まれてきたワンちゃんの数によって必要な給餌量が変わってきます。ワンちゃんの様子を見ながら判断することも多いので、獣医の先生に指示を仰ぎながら進めると安心ですね。

シニア犬の給餌量は体力や消化機能の衰えを考えて判断しよう!

7歳を超えたいわゆる”シニア犬”と呼ばれる年齢になると、ワンちゃんの個体差はより大きくなります。

健康状態によって運動量の差も大きく出るため、シニアの係数が当てはまらない例もあります。

特に元気で活発なワンちゃんの場合は、7歳を超えてもしばらく成犬用の係数を使って様子を見ても問題ないでしょう。

いつからシニアの係数を使って給餌量を計算するのかはワンちゃんの様子を見ながら調整が必要です。

カナガンをシニア犬に与える際の注意点などはこちらの記事でまとめているので、興味のある方はぜひご覧ください!

>>「【カナガンはシニア犬に与えられる?】老犬におすすめの理由と注意点を解説!」

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カナガンの給餌量が合っているかどうかはウンチで判断しよう!

カナガンの給餌量が合っているかどうかはウンチで判断しよう!

ワンちゃんの便の様子は健康のバロメーターです。一般に、給餌量が多すぎると便が緩くなることが多いと言われています。

ワンちゃんの便は取り上げても形が残る固さであり、水分がしっとりと感じられる状態が理想とされています。多少の水分量の差は問題ありませんが、形を保てないほどの緩い便は給餌量の見直しが必要です。5gずつを目安に調整をしてみてください。

カナガンに変えたら給餌量が減る場合がある

カナガンに変えたら給餌量が減る場合がある

自宅のワンちゃんのためにカナガンを買って給餌量を計算してみたら「フードの量が減った」という飼い主さんも多いのではないでしょうか。結論からいうと、これはカナガンドッグフードの成分量によるもので、問題ありません

一般的なドッグフードには小麦やとうもろこしなどが含まれますが、これらはワンちゃんの体に負担になることも多いとされています。

カナガンドッグフードはグレインフリー(穀物を一切使用していない)のフードで、肉類などの動物性たんぱく質を主原料とします。

ワンちゃんに必要な栄養素がぎゅっと詰まっていて、一粒の栄養価が高いのも大きな特徴です。そのため、結果的に少ない給餌量でもワンちゃんの健康を担えるというわけです。

お値段を見るとどうしても高価に感じますが、フードの量も変わってくるのでコスパが良いフードということができます。

カナガンの給餌量に迷う場合は、専任のスタッフさんに相談しよう!

カナガンの給餌量に迷う場合は、専任のスタッフさんに相談しよう!

これまでに記載したように、ワンちゃんの給餌量は様々な数値を使って計算することも可能ですが、一方で飼い主さんの目で判断することも多いです。

中にはこれでいいのかな?と不安に思ってしまったり、何かおかしいと直感的に思ったりすることもあるかもしれません。

カナガンドッグフードの場合、ペット栄養管理士によるサポートが受けられます。適正量の相談はもちろん、ドッグフードなど食に関する悩みを相談できる点は、カナガンを愛用する人の大きな安心となっているようです。

カナガンは給餌量で考えるとコスパ抜群のドッグフード!

カナガンは給餌量で考えるとコスパ抜群のドッグフード!

カナガンドッグフードの給餌量の目安やその計算方法について紹介しました。

グレインフリーなカナガンは、動物性たんぱく質が多く含まれているため、一回の給餌量がこれまでよりも減ったという声をよく耳にします。

計算式やワンちゃんの状態をもとに給餌量を判断し、少なめから調整してあげるのもよいでしょう。

栄養価が高いことはワンちゃんの健康にはもちろん、給餌量が少なくて済む点はコスパが良いともいえるかもしれませんね。

是非一度試してみてください。

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